TAKIOの太鼓メモ

太鼓の達人とか曲作りとか好きなものとか。

ブルーver.段位道場 感想

段位道場の玄人以降が遂に解禁されたので、
新曲の感想や傾向と対策を交えつつ感想を書き連ねてみようと思う。


玄人


1曲目…SstTAarR
2曲目…God Ray
3曲目…Toon Town's Toys Tune(新曲)


事前公開されてた2曲が今までの玄人に比べてアッサリしてたので3曲目に何が来るか少し気になっていたが、まあまあ予想外の曲が来たという印象。


Toon Town's Toys Tune(TTTT)は音源を聴いた限りだと段位には入れない純粋な★8くらいの新曲だと睨んでたので、TDMに似た高速変則リズムの譜面を載せてきたのにはかなり意表を突かれた。
このような譜面は今まであんまり見かけなかったので新鮮で楽しかった。全良も狙いたい。


段位の構成としても、

高速体力→複合譜面→高速リズム難

とバランスが良いものと思える。
過去の玄人に幾分か見劣りしそうと考えたがまあ時期尚早かもしれない。


名人


1曲目…ココロボ
2曲目…まるくてはやくてすさまじいリズム(新曲)
3曲目…EterNal Ring(新曲)


ハテナ枠2つとも新曲ってお前マジで言うてんの??????????????????


正直、玄人以降の課題曲が先行公開された時点で


「玄人から超人まで未公開枠4つあるし新曲ぜんぶ入れれば数バッチリやんwやったぜ」


みたいな事を冗談交じりに考えてたけど、まさか本当にこうなるとは思わなかったです…


2曲目のまるくてはやくてすさまじいリズムは、曲目通りすさまじいリズムだったなぁという感想。
曲の構成が目まぐるしく変化し複雑な緩急を構成してる点、ラスゴーでの局所32分など
どことなく前作名人の「HARDCOREノ心得」を彷彿とさせる譜面だが、こちらの方が格は上のように思える。


途中の盆踊り地帯からソフラン加速地帯にかけてが風神ぽいなぁと思ったり。未だにあそこのリズム理解してない。


3曲目のEterNal Ringは曲調がボルテのKAC最優秀賞みたいな感じだなという第一印象。
というかエバラスにメッチャ似てない???


譜面の方は、
16分や12分が絡み合う比較的単調な譜面をかなりの高速で捌く3拍子という、レッド超人の「美しく忙しきドナウ(裏)」を彷彿とさせるものだった。
24分の使い方もどことなくそれに近いと思う。

最後のサビの24分の「dk」の使い方がかなり新鮮だなぁという印象。
これが面8分の複合の中に混ぜ込まれるとどこでdkが来るかわかりづらい上にリズムも難しいので、難易度の上げ方としては物量譜面のソレにはない新しい面白さを感じ取った。


段位としての構成を考えると、いずれもリズム難へのセンスが問われるが、


1曲目…32分の処理+単音
2曲目…奇数打偶数打交えた複雑なリズム処理
3曲目…高速の中の複雑なリズム処理+体力


という風に傾向としては3つともガラリと変わった物なのでバランスの良い段位のように思える。


超人


1曲目…束ね糸
2曲目…DEBSTEP!
3曲目…Coquette(新曲)


正直難易度だけで言ったら近年着々と簡易化しつつあった超人の難易度が、一気にムラサキverのそれに引き戻されたという印象だった。


束ね糸→DEBSTEP!という、段位作成者の意図が見透くような構成を感じ取れるが、それ以上に3曲目が手強い。

Coquetteに関しては、デモ音源を聴いた際はそこまで難しくはならないと踏んでいたが、蓋を開けてみると難関群に匹敵し得るのではないか?という譜面だった。

譜面のコンセプトとしては「発狂処理」が当てはまるだろう。傾向も早さも違うが「ナイトメアサバイバー(裏)」に通じるものがある気がする。

譜面全体を眺めて、発狂といえる箇所を除けば後は基礎的な配置(ただしBPMが早いので難しいには難しい)なので、
いかに発狂箇所以外の安定感を上げ、発狂でどれだけ可を抑えられるかがこの曲の攻略ポイントのように思える。
先程挙げた「ナイトメアサバイバー(裏)」の攻略ポイントも似たようなものだ。


段位全体としての構成は


1曲目…超高速譜面処理
2曲目…超低速複雑リズム処理
3曲目…超難度発狂処理


といった感じで名人以上に様々な分野への高い対応力が必要になる。合格は一筋縄ではいかなさそう。

達人


1曲目…チャーリーダッシュ
2曲目…まださいたま2000
3曲目…第六天魔王(新曲)


正直3曲とも予想外の箇所から来たので驚いてる。ダンガン裏どこいった。


3曲とも途轍もない体力とシングル力とリズム感を要し、まさに達人といった感じの構成。


何といっても達人ラスト、ひいてはブルーver.段位の最終曲に新曲を据えたのが何とも意味ありげである。譜面の傾向としてもロール処理主体となったキミドリ・ムラサキ達人から脱却しようという意図が見える。


このようにまさかのサプライズ登場を果たした3曲目「第六天魔王」は、言わずもがな織田信長をイメージした楽曲といえる。
幽玄ノ乱の仮タイトルが「戦国時代」だったことを踏まえると、太鼓の達人にとっての難関曲のイメージは戦にあるのではという推測も立てられる。


譜面内容は、前述したように最後の65連を除いたらシングルで処理可能な箇所中心。
「Infinite Rebellion」から長複合を除いて音符を更に敷き詰めたようなイメージだろう。
演奏時間が少々長い上に、終始休む間も無く1396コンボもの音符が押し寄せるので、太鼓の達人の中でもトップクラスの体力譜面のように思えた。
まあ実際にプレイしないと分からないけど。


最後の65連複合は幽玄ノ乱の900コンボ地帯に似ているが、複合のパーツとして「kdddd」が挟み込まれているのがなかなか難しいポイントになりそう。
このような配置は今まで見かけなかったので様々な攻略法が確立されそうである。


玄人〜達人を振り返って


最上位4段位が追加されて確信したが、
おそらく太鼓チームは段位道場の傾向を今までのものから"根本的"に変えようとしてるのでは?と思った。


上位各段位への新曲の導入、譜面傾向の変化などがその根拠に当たる。
近年では段位道場のマンネリ化(特に課題曲の使い回しについて)が見られてたのでこれの打破のために色々と工夫を凝らした結果が今作の段位道場ではないか?ということも考えてみたが、まあ個人の憶測に過ぎないので、ここまでにしておく。