TAKIOの太鼓メモ

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【段位道場ブルーver】パステルシーレーン アレンジ一例

段位道場ブルーverが遂に始まりました。

その中でも10段の課題曲「パステシーレーン」の難民が沢山いるように感じたので、ある程度精度を詰めやすくなるアレンジと叩き方のコツを書いてみようと思いました。

1つのプレイヤーの意見として、参考になればと思います。


全体を通して

パステシーレーンの譜面を見てみると、難易度的には標準的な★9と感じるが、精度面においては★9最難関クラスに軒を連ねるだろう。


全体を眺めてみると

・小節の裏拍から始まる複合
・16分音符と24分音符の混合
・間の取りにくい難解なリズム配置

譜面の要素としてはこんなものになる。1つ目と3つ目はアレンジで何とかなるが、2つ目に関しては地力がモノをいう。


異なる細かい音符間隔を1つの複合の中でこなすには、BPMに対するその音符間隔を理解したり、相対的な叩く速さの切り替えを習得する必要があるだろう。


相対的な速さというのは、例えば24分は16分より早く叩く、といった程度のものである。
これらの混合複合では、叩く速さを適切なタイミングで切り替える技術が必要になる。

メイン部

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この部分は曲中において3回も出てくる。(3回目は微強化されているが)
なので、この箇所を安定して通せるようになると精度向上に繋がるだろう。


まず、ここの箇所を4小節区切りで4つの区間に分解して考えてみる。


区間1

16分のddkddは小節頭から16分一つ分右にずれているので、リズム押しより目押しで合わせる方がおススメ。

3と4は音符の塊ごとに間隔が広いので適当にアレンジを入れると安定する。


区間2

7から8にかけての12分の複合→16分のリズムがめっちゃ難しい。
個人的に、8の頭を意識しすぎるあまり7の複合の最後らへんの精度が崩れるパターンが多いので、「12分は12分、16分は16分」といった気持ちでやっている。


区間3

10の24分の塊は慌てずに処理する。繋げてkdddkdddkddddとしてもいい。
ここの24分は音をよく聞くとどんな感じで合わせれば良いか分かるので曲の聞き込みをオススメ。


区間4

14の12分→24分→16分の複合がいやらしい。dddd k の箇所をdddd k d としたら多少は叩きやすくなるかも?
16から17にかけて、24分6打→16分裏拍開始ddkddがあるが、ラスサビが如く繋げてdddkkkk d d k d dとすると結構叩きやすい。



この4区間を終えて24分→連打でフィニッシュだが、連打直前の24分は連打を意識すると最後らへんが狂う可能性がある。
どうせ段位なので連打を捨てて適当にリズムが取りやすいアレンジをしてもいいだろう。精度が取れたモノ勝ちである。


発狂パート

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ここクソむずい。


29からの発狂がこの曲一番の精度キラーポイントであろう。
まず、直前の音符から複合の開始が付点間隔なので妙に複合の入りが分かりにくい。
そこで、直前の面を16分2打にアレンジすると複合に綺麗に入れるようにしている。


肝心の発狂は、最初の2打はオマケ→24分→12分→24分→オマケの16分4つ と考えている。
24分に挟まれているので12分のリズムが走りがちになるが、間隔としては16分に対する8分のソレと関係は同じなので、じっくり落ち着いて叩く必要がある。


39の12分→24分→16分はメイン分で似たものを叩いたが、こちらの方が叩きやすいと思う。キチンと各音符の叩く速さの切り替えを行えばそこまで可は出ない。


ラスサビ直前

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64からの12分の複合を慌てずに処理する。曲を聴けばどの程度の速さで叩けばいいのか分かるので、リズムキープ力が鍵となる。
風船前に24分があるが、そのまま入るより24分をkdkと叩いて、間を置いて入るとオススメ。


ラスサビ

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メイン部の発展形となるので、各箇所の叩き方が身についていればそこまで苦戦はしないと思う。


唯一気をつけたいとするならば、74と75で12分も16分もガッツリ複合と化しているので、叩き分けをキチンと意識しなければならないところである。この辺の叩く速さの切り替えは曲中屈指の難ポイントではなかろうか。


さいごに

この譜面は一見簡単なように見えて、実際叩くと難しさが分かる譜面だと思う。精度を詰めるためには何度も繰り返しプレイするしかない。


この譜面は、だいたい曲中のメロディに合わせた箇所が多いので、当たり前ではあるが「曲を聴きこむ」ことが大切になる。曲を聴きこめば複雑なリズムも自然と叩けるようになるだろう。